1. どんなもの?

ISIC2017で行われたメラノーマ画像の分析チャレンジの内容をまとめたもの

2. 先行研究と比べてどこがすごい?

  • ISIC2017では3種類のタスクが公開された
    • Lesion Segmentation Task
    • Dermoscopic Feature Classification
    • Disease Classification Task
      • 3カテゴリ (melanoma, nevus, seborrheic keratosis) をそれぞれ分類するタスク
      • melanoma (train: 374, val: 30, test: 117)
      • nevus (train: 1372, val: 78, test: 393)
      • seborrheic keratosis (train: 254, val: 42, test: 90)
  • データセットは以下から入手できる

3. 技術や手法のキモはどこ?

予測モデルのトレンド

  • 深層学習モデルを複数アンサンブルしている
    • 学習データに追加で外部データを用いている
  • Seborrheic keratosiの分類はMelanomaの分類に比べて容易な傾向だった
    • 病気の性質・データの偏りから生じたものでは
    • 一番ベストなモデルを作ったチームは追加でヒューリスティックなラベリングを追加で行っている
  • 平均スコアがベストだったモデルは、各カテゴリ分類ではベストなモデルではなかった
  • 一番複雑なモデルはパフォーマンスを下げており、シンプルなモデルは全体のパフォーマンスを上げている
  • 予測の閾値は重要そう。確率的なスコア標準化(Probablistic score normalization)はsensitivityおよびspecificityのスコアをあげるために効果がありそう [Codella+, Marchetti+]。

4. どうやって有効だと検証した?

  • 評価尺度
    • AUC, specificity (melanoma classification)

5. 議論はある?

  • Classficationタスクについて
    • モデルのアンサンブルと追加の外部データ使用が高いパフォーマンスを出すカギになる

6. 次に読むべき論文は?

論文情報・リンク